2015年12月06日

ブラッディ130装備について語る

130装備について語る
前回の記事でちょこっとだけ触れましたが、

        → 名もなき交響曲 第54番 -記憶のくさびと潜在と-

私が現在所有しているSE手袋は、
ヘルパスブラッディグローブという130装備です。



ヘルパスブラッディグローブ





ところがこの装備、これがびっくりするほど知名度が低く、
相方にも「130装備なんて、あのピンク色のくらいしか…」
なんて言われちゃった始末です。


これはいけない、と思い、
今回はメイプル内における130装備「ブラッディシリーズ」について
ひたすらに解説していこうと思います。


ここまで読めば分かるとおり、
実用性なんて微塵もない完全にどうでもいい記事ですので、
本当に暇な方のみご覧頂ければ幸いです。















■130装備とは何か


メイプルにおける装備品はだいたい10レベルごとに刻まれていますが、
その中でかつて栄華を誇ったシグナスの140レベル装備と
同じくして実装された
名前が「◯◯◯◯ブラッディ」という装備のことを指します。




合成産



それ以前は最強装備といえば
120レベルリバース・タイムリーフ装備だったり、
それ以外に点在した115レベルのグレイヴ系、属性を持つ163棒といった
いろんな装備がばらばらに混在しており、
それにいろいろなかたちで一石を投じた装備ということになります。








が。








そう言えば聞こえはいいものの。
実際には皆様のご存知の通り。

実際に使おうとする人もいなければ使っている人も居ない。
メイプルにおいては今も昔もたくさん存在する、
「時間の流れに置いて行かれた装備」となってしまいました。


今回はそんな可哀想な130装備について、
私の知りうる範囲でできる限りお伝えしたいと思います。

…この記事なんの意味があるの?ってお思いの方。
このブログってだいたいそんなものです。









■130装備の歴史


130装備が初めて世に出てきたのは、日本でいうルネサンスアップデート、
技術時代のテストが行われたテストサーバー、KMST1.2.356でした。
たくさんの作成できる装備が並ぶ中、
その中に最強装備として並んでいたのが、この130装備だったのでした。



貴重なデータ
(引用元:Silver Bullet)
…あれ?



…なんか違いますね。
というかどこかで見たことある見た目ですね。
今ではすっかりお馴染みになってしまったシグナス140装備は、
本来は 130装備として実装される予定
だったのでした。

ところがその後のテストにおいて、
シグナス装備は私たちにもお馴染みの140装備へと昇格。
能力もそれまでの装備とは破格の能力を付与され、
これが後々長い間数多くのプレイヤーにおいての
スタンダードになったのは皆様もご存知のことでしょう。





で、もともとあった130装備が140装備になって、
空いてしまった130装備の枠。
その中に半ば適当に押し込むかたちで
適当にグラフィックと名称を与えられたのが、
ブラッディシリーズの装備の始まり
だったのでした。


まさに生まれながらにして代打。
天性のかませ犬。それがこの130装備なのでした。









■130装備のここがすごい!


先述の通り、本来はそもそも存在しえなかった装備であった130装備。
そのためか、様々な点においてすごいポイントが存在します。







■見た目がすごい!


使い回し

武器に関しては全面的に
既存の120装備を赤く着色しただけのコンパチ品
防具に関しても、複数職にそれぞれ専用のものがあるのにも
関わらず見た目が全部使い回し。




しんてぃの髪型のみ対応してませんでした




そもそも全職装備であるスイングウォーター160装備や、
それ自体がシリーズになっているタイラント装備、
ヴァンレオン装備などならともかく、
防具が服から靴、手袋に至るまで全部同じ。
生まれながらの代打には専用のグラフィックなど渡すものか、
ということなのでしょうか。


また装備品の名前自体も、後に現れた装備ほどの単調さはないものの、
その当時にしてはかなりいい加減で、
中でも鉾の「アガレスブラッディ鉾」という名称には、
最近の刀や扇子の名前がいい加減になっていく
風潮を予期していたのではないかなと思ってしまいます。

鉾









■能力がすごい!


メイプルにおいて、装備品にセットの概念が
つき始めたのはこのアップデートの前後であり、
それ以前の装備品にはセット効果といったものはありませんでした。
また、120以前の装備品と比べても、能力値自体は非常に大きかったのです。

さらに、この130装備は、他にはない特徴として
「大乱闘時攻撃力上昇」という特殊な能力がついており、
他の人と交戦するPvPモードにおいて、
絶対的なアドバンテージを持つことができた
のでした。
この能力は、140装備はもちろんのこと、
各種150装備やスイングウォーター160装備にもない、
まさに唯一無二の能力値だったのでした。




が。




実際には、メイプルにおいてのPvPは結局実装されるも
メインストリームにはならず。

日本においても本当に実装されたかは定かではなく、
結局その大乱闘時攻撃力上昇もいつの間にかなくなってしまい…

時間の流れに取り残される素質は、
まさにこの時から備わっていたのかもしれません。









■入手難易度がすごい!


110装備はその当時レア装備だった100装備に、
さらに貴重なアイテムを集めて作成する、
120装備はその当時の最新マップであった時間の神殿で
貴重なアイテムを集めて作成する、
140装備はその当時の最強ボスであったシグナスからドロップする…


いつの時代も最強クラスの装備はその時代の
真新しい条件をクリアすることで
やっと手に入れられる、そんなものでした。



そんななか、この130装備の入手条件は先ほど上げたPvP、大乱闘。
その大乱闘で手に入る戦いの神から与えられる証、
「覇王の証票」を合わせて作成する、というものでした。




覇王の証書




実際にそこで交戦していくことでアイテムを集めて、
それで強い装備を作っていく…
流れとしてはぴったり合致しているように思えます。








が。








先述の通り、PvPモードは本流になることはなく。
日本においても入手手段はまったく異なってしまったのでした。


その入手手段は、CRAZYヴァンレオン・CRAZYアカイラムからのドロップ。
またCRAZYヴァンレオンはマント・靴・手袋を、
CRAZYアカイラムは帽子と服を、それぞれ
レシピ・現物ともにドロップするので、
防具に関しては制作しなくても入手自体はできたようです。




…CRAZY系はもともと向こうのメイプルにはいない日本特有のボス、
だからこそ適当に割り当てるのにはもってこいだったのかも知れませんが。


…いくら証書が手に入っても、
肝心の武器に関してはレシピがないから
手に入れるのはほぼ不可能に近い
こと、
そもそもだいぶ弱い扱いだったとはいえ、
まがりなりにもレベル190の敵を倒さないと
手に入れられないのにそれを倒せるような人が
130装備なんて欲していないのがほとんど
ということ、

そしてCRAZY系のボスは今では廃止されてしまい
入手手段そのものが絶たれてしまった
こと。




…いくら天性のかませ犬とはいえ、
ここまで残念なルートを辿った装備はそうそうないのではないでしょうか。
こんな経緯もあり、この130装備を使用した
プレイヤーはかなり少ないと予想されます。

本当に使えるような人だと手に入らない、
手に入れられる人にはそもそも必要ない…


今も現存しているのであればすごく貴重だと思います。
大事にしてあげてください。





なお、この「覇王の証書」、かつては匠人において
肩飾りを作るのに一定数必要だったことがあり、
制作難易度が高すぎると話題になりましたが、
こちらの方は最近の改変でしっかりと使わないレシピに変更れたようです。
こういうところだけは本当に無駄に仕事がすばやいですね。











■ライバルがすごい!


130装備が不遇たる理由は、その装備の性能に
由来するものだけではありません。
130装備にはあまりにもライバルが多すぎたのでした。






まずライバルの筆頭が、130装備を
かませ犬にした張本人
であるシグナス140装備シリーズ。

そもそも既存の120装備に
毛が生えた程度の能力しかなかった130装備
と違い、
当時の140装備はそれこそ
「すべての装備が過去になった」レベルのぶっ壊れアイテム。
ガチ勢を目指すのであれば誰しもが装備しないといけない
必須アイテムだったのです。




また入手難易度も、シグナスこそ強力なボスであったとはいえ
防具だけならある程度の火力で取りに行けたこと、
わざわざ大幅に劣る装備を材料を集めて作る意味もないこと…

せめて同時期に実装されていなければ、
一瞬だけとはいえ130装備が栄華を極めたこともありえたのでしょうか。
そんなことを思ってしまうと涙を禁じえません。






そんなわけで、生まれながらにかませ犬として
使われないままあり続けた130装備に、さらなる災厄がふりそそぎます。


時は流れて、日本のメイプルに訪れた大型アップデート、
「戦国時代」アップデート
目玉はやっぱり、その当時では唯一の存在であった暁の150装備。
これもこれで結構残念な装備であるのは言うまでもない話ですが
それはおいておくとして、
そんな中陰でひっそりと実装されていた装備。




ラインナップ

130レベル装備、光輝シリーズ。

見た目はおろかその性能も、既存の130装備と同じ。
セット効果の都合上やや光輝シリーズの方が強いくらいで、
大きな差はありません。






ただでさえコンパチだった130装備のさらにコンパチという
まさに二重のコンパチ品になるわけですが…

こちらの方は、レベルに応じた難易度で挑戦できる「戦国大合戦」を行って
コインや霊魂石を集めたりすることで、材料やレシピが揃う仕様
であり、
入手する価値があるかどうかはともかく、
入手すること、揃えること自体、は現実的です。




特に実装直後の新職などで武器が売ってない、あるいは
高価だからという理由でこれをつなぎとして作ったりすることも多く、
存在した瞬間から使われることはなかったあれとは違い、
ちゃんと存在した理由はあったように思えます。
またメイポンや課金箱から出てくることも多く、
存在すら知られていないあれとは知名度は雲泥の差といえるでしょう。








そんな感じで現実的に手に入る130装備が実装されるも、
いまひとつ影の薄いレベル帯だったこの130に、
さらに訪れた大きな変化。
これはまさに最近の出来事だったように思えます。


そうです。ブイゼル装備・ジャイヒンド装備・
ウートガルズル装備の実装。

普通の狩場からドロップする、やや弱めだけど
使い回しが便利な120・130・140装備という、
今までになかったまったく新しい装備。


140装備こそ、
前から存在するシグナス140装備が広く普及していたのもあり
「旧140」「新140」といった形でそれぞれが
名前も存在感も残す
こととなりましたが、


もともとそもそも幻の存在となりかけていたり、
わざわざ作るほどのものではなかったりと
存在感が空位そのものだった130装備において、
この装備の存在感はなによりも強く。



結局、今日においては、130装備といえば
ほぼこのジャイヒンド装備
のこととなってしまいました。
今になって、もうかつての130装備を思い出す人は、
誰もいないのでした。













とまあ、このように。
総括すればこの130装備は日本のメイプル、向こうのメイプル問わず
さまざまなメイプルの中の事情の変化に飲み込まれて、
使われることなく消えてしまった装備、

ということになります。




私自身がこれをわざわざユニーク化した理由は、
120-139レベルの装備限定という理由で非常に使いづらい
中級エクストーションキューブを拾った時に、
捨てるくらいならこれに使い続けたら
ユニークになってSEがついたりしないかな?という目的で、
拾ったキューブを使い続けたらからでした。

ただ、あくまでそういう理由があったからそれを選んだだけであり、
私自身もそうやって使う前は、
CRAZYヴァンレオンを倒してたまに拾うことこそあれ、
装備できる盗賊・海賊装備は装備して魅力にする、
それ以外は分解して結晶にする

使うことなんてまったくなかったのでした。







もうすでに生産手段が途切れている今、
もう新しくこの130装備が生まれることもなく、
きっとデータの中にしか存在しない過去のアイテムであり続けるのでしょう。


ですが。こんなくだらないブログのくだらない記事を
最後まで読んでくれた皆様に向けて、



一つだけお願いがあります。
いなくなってしまった装備たちのこと、
時々でいいから…思い出してください。


20151206007.png


お後がよろしいようで。
posted by scintillante at 04:00| Comment(2) | メイプル総合 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
アガレスブラッディ鉾ww
実はけっこうその感じ好きだったりするw
本当にこの名前で、いける!と思ったのか疑問だよねw

あまり関係ないけど召喚獣はアニマが好きだった!w
すごくかっこいいw
Posted by saya at 2015年12月07日 22:42
>> saya 様

いける、と思ったかはさておき
少なくともあんまり名前を考えるつもりはなかったんだろうなとは思います。
だからこそ適当な名前をあてがってしまったと…
そうでなくとも、せめて「アガレスブラッディタバール」とかにしておけば
まだよかった気がするのですが…


ちなみに私の最も好きな召喚獣はカーバンクルだったり。
FF14のカーバンクルはどことなく
某育成ゲームの某氷タイプの某モンスターを彷彿とさせます。
Posted by しんてぃ at 2016年02月04日 19:05
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